想い出野菜①【ビーツ】Beets   @シベリア鉄道 ロシア エカテリンブルグ

私たちは、出荷等を頭に置いて栽培している野菜以外にも、

隙間に色々な野菜を育てています。

その野菜は、もちろん「食べたい」というのが一番ですが、

想い出とともに、育て、食事まで想い出旅をするものです。

 

今回は、その想い出野菜 第1弾。「ビーツ」

中国からモンゴルに鉄道で入り、そのままイルクーツクからシベリア鉄道でモスクワへ

なんで、エカテリンブルグにとまったのか覚えてないんだけど、

夜の10時くらいに着いて、お腹もすいていて、

とりあえず空いていたファミレスのような定食屋さんみたいなところに入って、

頼んだのがこれ。トレーをもって、これこれ。と指さしながら、

選んで載せてもらって、お金を支払うシステムに学生の頃のなつかしさと

いくらになるのかわからない不安とが入り混じる。

ロシア エカテリンブルグの定食屋さんだったと思う。ボルシチ

もう5年前の旅だけど、ビーツはその時の思い出で畑してからずっと植えている。

モスクワから、ベラルーシウクライナへ行く計画していたんだけど、

治安が不安という情報で、エストニアラトビアリトアニアからポーランドへの道に変更した。

          

この時、ずっとビーツは様々な味に変化しながらも、私たちの旅の中に存在した。

シンプルな、土を感じる大地の味。

見た目と味の素朴さに若干のギャップを感じながら。

あの、目が覚めるような色が街の花屋さんを彩るバラとともに、印象に強く残る。

エストニアに入り、魚介が加わり、味も豊かになった。ああ、海があるんだな。

色んな資源があるんだなと、食の豊さから体感することができた。

もちろん、いくら、サーモンはあったし、食べたけど、

レストランも開放的で、新鮮な感じで、ちょっと違う。

また、花や、穀物の畑などの風景がロシアと違って各段と増えたのを覚えている。

時期的なこともあったが、ロシア東部からウラル山脈を越えるあたりまで、

ずっと雪に覆われて、西部に入り少しずつ緑が増えてきた。

 

ということで、畑にしっかり育ったビーツを使って、ボルシチをつくりました。

うーん。大地の味がする。あああ、こんな味してた!。

採れたじゃがいもでマッシュポテトも。炭水化物祭り・・・
    材料は、畑から。         さいの目切りとすったものをいれる。

 

 ボルシチは、ウクライナ料理だそうで、その種類は100以上にもなるとか。

ロシアも、本当にいろんな民族の方、国の方がいて、一概にロシア人。というのは、適切ではない。

まず上海でロシアの方にお世話になり、その人のおすすめで、

エカテリンブルグとカザンに寄ったんだった!!!

彼女の曰く、

「ロシア人は、表情があまりないから、冷たく見えるよね。でも、そうでもないよ!」と。

確かに、ロシアで、本当に色々な人の好意にお世話になりながら、

旅をすることができた。

ロシアのキジ島で泊まったドミトリーでは、ウクライナの方が受付で、

「あなたたちが、このドミトリーの日本人の初宿泊者なのよ!」と大歓迎してくれた。

また、ゆっくり長く旅をしたい国になった。

すごく印象が変わった国だった。

 

・・・それでも、フィンランドや、バルト三国、東欧を旅していると、

複雑な歴史、背景があるというのも初めて知ったよね。と、

相方と改めて振り返りながら、ボルシチをすする。

 

ビーツが採れる間は、あの地域の料理をつくってみようかな。

 

 

 

 

 

 

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