【備忘録】churへ移動中の出来事。

6月24日

zermatt ツェルマットからchur クールへ

 

zermatt発の早朝、散歩に出た。
聞こえた言葉は日本語ばかり。
みんな、山が好きなんやなあ。

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この日は、churクール という町まで
5時間の移動。
Zermatt - vesp - Zurich - chur
と鉄道を乗り換えて行った。

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車窓は、雲がかかったとはいえ、相変わらず素晴らしい。ランチボックスを携えて長時間の移動に備えたので、ランチまでは、素敵な時間を過ごすことができた。

 

一転したのは、ランチ後である。友人と私は、車両入口の自動ドアに近い向かい合わせのイスに座る。

めちゃくちゃ明るいお父さん率いる5人家族が乗車。でかいスーツケース4つ?ベビーカー?席には運べないので、自動ドアの外に置く。


こちらの方々は長期滞在するのか、軽い引越しみたいな人が非常に多い。

しばらくして、1人の男性が自動ドアの方に行く、、、自動ドアが開く。ん?みんなの表情がかわる。何か臭う、、、。

 

え?まさか?ちらちら見ようにも、私の方からは頭しか見えない。反対の友人が、え!?トイレしてる、、、と。

 

その人が、座席に戻る時に自動ドアがあいたら、強烈な臭い。え!?え!?
家族たちも、理解できない言語だったが、表情も含めて、会話している。

 

振り返ってその方向を見ると、なんと、電車が揺れるたびに、液体が家族の荷物の方へ、流れていきそうになっている。

 

友人と言った方がいいよね。と、家族のお父さんに、荷物を移動した方が良いよと伝えた。お父さん、親指だけあげて、両手でいいね!good job合図。

 

友人と、トイレが混んでたんかな、、、我慢できなかったんかな。と話してた。

間も無くして、車掌さんがチケットチェック。今までの国々の車両状況から、報告して改善される気もしなかったので、、、〔仕事分担が明確で、掃除の人にいえばしてくれる?シベリア鉄道は、車両担当者がしてくれたが、、、〕掃除のためだけに、後で伝えたら良いと思っていた。

 

そしたら、家族のお母さんが車掌さんに、あの人がトイレをそこでして、後ろの子たちが見てたわ!と伝えていた。多分。

 

車掌さん、した人のとこに行き、あなたしましたか?と訊いている。その人が席の隙間から見えた!怒!


なんやねん!ビール飲んでるやないか!ただの酔っ払いかーい!!

 

ほんまに、我慢できなかったんやなあ、、、なんて、理解しようとしたのがアホらしかった〜。

 

で、車掌さんが、その人を後ろに引き連れ立ち会いのもと、家族に事情をきいたが、認めない。奥さん、私らを指差して、見てたのよ!って。旦那さんも。


車掌さん、私ら見て、言葉通じひんなと思ったのか、その人を席まで連れて帰る。


多分、その人は酔っ払ってるのか、席の隙間から見ると、また飲み続けている。
おいおい。

車掌さん、用紙を持って電話しながら、私らのとこに来て、用紙に記入してくれと。名前と連絡先。
書いて渡したら、ごめんなさいね。と。


すぐにもう1人車掌さんがやってきて、2人でその人のところに行き、次の駅で降りろ。みたいな事を言ったのだろうか。その人も、若干声を荒げてて、、、、

 

私ら的には、後でやり返されたりとかは、とても勘弁して欲しかったんだが、そんな気持ちとは裏腹に、家族のお父さんは、また満面の笑みで、good jobポーズ。君たち、やったぜー!的なノリ。

 

飲んでて、迷惑かけて、の行為は腹が立ったが、なにぶん、外国。後で何かされる方が嫌やから、できるだけ穏便に、、車両が綺麗になったらいいだけだから、、。
あれ、これ何かの構図に似てるな。

 

降りる駅に着き、早く降りようと珍しく急いだら、私らの後ろに、その人が!私らはドキドキ。緊張が走る。恐らく、その人も早く降りたかったんやろう。今なら、わかる。

 

なぜなら、降りたらすぐに2人の警備員さんが、その人を囲み、事情聴取。


気になるが、とにかく離れよう。乗り換え先の電車に乗ろう。後ろを振り返らずに歩く。はあ、乗り込めた。

 

2,3分だろうか。時間があると悪い方へ考える。追いかけてきたら?同じ車両だったら?

 

友人と、様々な状況を想定して、荷物の持ち方、動き方、最悪身につけて逃げるものの確認をしつつ、発車を待つ。

ゆっくりと車窓が動く。


ふぅ。どっと疲れた。

にしても、スイスという国がちゃんと動いてくれる事に感謝。
と共に、社会的にやってはいけないことを超える事に対しての取り締まり方が組織的で国の考え方、国民性をみる。

 

ただ、あの人はその後どうなったんかとか、飲酒じゃなくて、我慢ができなかった人や、例えば乗り物酔いの場合は、どうなったんやろ?とかという疑問はわく。

 

まあ、いずれにせよ、あの人は、やったことを認めない上に、ビールをぐびぐび飲み続けていたからしゃーないな。

 

いやあ、強烈な体験でした。
乗り物の乗るときは、水分控えとこ。
初心にかえれやな!